バンコクが東京より優れていると言い切れるただ1つのこと

多くのタイ駐在員の例にもれず、先週から今週にかけて日本に一時帰国してる。タイでは4月中旬に旧正月があるから。水かけ祭り、ソンクランと呼ばれる。

今回の日本滞在は1週間程度。特に帰りたかったわけではないが、子供が春休みだったり、タイでどこかに行く計画もなかったりで何となく帰ることにした。駐在してから一年弱で初めての帰国。

驚いたのは、帰ってきたなあ~~~っていう感慨が薄かったこと。俺は全然タイでタイらしい生活をしてないんじゃないかって逆に落ち込んだくらい。1日1食は和食だし、毎朝テレ東のWBSを見てるし、会社には日本人がいるし、町を歩いても必ず日本語を目にするし。そういう生活が俺を日本から遠ざけていないんだなっていう変な反省をしたよ。改める気はないけど。

タイに駐在や出張で来ている日本人と話すと、日本は「きれい」「食べ物がおいしい」「店員(や従業員、運転手とか)がちゃんとしてる」っていう対比を多く聞く。住・食・人の点での日本讃美。衣についてはタイに軍配が上がる。「一年中Tシャツなのはいいよね」と。

概ね同意だよ。食べ物は別にタイはタイでおいしいし、人っていう意味では俺はタイ人のこと結構好きだけど、日本がいいってのはまあ分かる。

でも今回決定的に、致命的にタイが優れている点を発見した。湿度だ。東京のドライっぷりは半端じゃない。東京砂漠っていう言葉は伊達じゃない(意味違うけど)。すぐに風邪ひいたし、それが他人にうつるし、肌はカサカサになった。寒いとか暑いとかじゃない、東京で自分が感じていた不快のうち、これが大きな原因だと確信したよ。寒いのが嫌だったんじゃない、乾燥が嫌だったんだ。